【FX手法】シンプル!トレンドフォローエントリー方法
相場には一定の間隔を行き来するレンジ相場と、一方方向へ進むトレンド相場があります。
今回はトレンド相場で行うトレンドフォロー(順張り)の手法について解説したいと思います。
トレンドフォローとは
トレンドフォローとは順張りのことです。
つまり、アップトレンド(上昇)時には、BUY(買い)でエントリーを行い、ダウントレンド(下落)の場合はSELL(売り)でエントリーを行うことをトレンドフォローする事となります。
トレンドはトレーダー達がトレンドフォローを繰り返して行っている為、トレンドが発生しています。
このトレンドの波に乗ることが出来れば、一度のエントリーで大きな利益を出すことが出来ます。
また、このトレンドに乗り遅れたり、逆にエントリーしてしまう(逆張り)などを行ってしまうと、損切しなければ大きな損失となる、とても重要な相場の変動となります。
大きな波(トレンド)が発生した場合は、ある一定期間持続します。
それは、相場が大衆心理の元変動していることに関係しています。
大衆心理で変動を繰り返している為、大多数の心理が一方方向のトレンドで動いた場合、少数の逆張りトレーダーがエントリーしたところで大多数のトレンドの波に呑まれ、逆張りを呑み込んだ波はさらに大きな波となって一方方向へ進んでいく、といった仕組みになっています。
「ではどこでトレンドが終わるの?」
大衆心理の理論では、このトレンドが終了する場合はトレーダーの”利確”です。
トレーダーは常にレジスタンスライン、サポートラインを意識してエントリーと、ポジション決済を繰り返しています。
そのなかでトレーダーが意識する長期足でのレジサポラインへ到達、または付近へ価格が接近した場合にトレーダーが利確すると、トレンドが止まり、逆方向へ反発し始めます。
そこでまた大衆心理により、大多数のトレーダーが利確をしてトレンドが終了します。
このトレンドの仕組みを把握することは、FXトレードを行う上でまず把握しておかなければならない基礎となりますが、この基礎から様々な手法が生まれている為、必ず押さえていただきたいポイントです。
トレンドが終了する相場の特徴として、トレンド終了及び逆行時には短期足、中期足にてレンジ相場(一定の間隔を価格が行き来する)が発生してから、逆行します。
これも大衆心理の影響で、トレンド終了時、売り買いが拮抗してレンジ相場となるためです。
トレンドフォロー手法
トレンドフォロー(順張り)の手法は数多くありますが、今回ご紹介するのは、押し目買い、戻り売りのトレンドフォローです。
基本の手法となりますが、この押し目買い、戻り売りをマスターするとほかの細かな手法は必要ないくらい強力なエントリー方法となります。
この押し目買い、戻り売りに関するエントリー手法にて覚えておいてほしい内容は以下の3つです。
トレンドフォロー手法
・押し目買い、戻り売りとは
・長期足では方向性
・短期足でタイミング
押し目買い、戻り売りとは
トレンドが発生している時はまっすぐ一方方向へ進むわけではありません。
相場は一方方向へ進みながら様々な足のレジサポラインで小さく反発しながら上昇及び下落していきます。
その小さく反発した際に、トレンド方向へエントリーを行うことを押し目買い、戻り売りと言います。
例1図のように、押し目をトレンドラインにて判断し、そこで買いエントリーをすることを押し目買いといい、
例2図のように、戻りをトレンドラインにて判断し、そこで売りエントリーをすることを戻り売りと言います。
どちらも共通することは、トレンドが発生した後にエントリーを行うといった点です。
相場で勝率をあげるために、トレンドの始まりと終わりは切り捨てたほうが勝率が高いです。
トレンドが発生してから押し目又は戻りを狙ってエントリーを行います。
「トレンド発生時やトレンド終了時の方が大きく利益が出そうだけど…」
実際そう思われる内容は正しいです。
ベストはトレンド発生時、トレンド終了時に的確にエントリーが出来れば大きな利益を望めますが、そのトレンド発生、終了を判断することは非常に困難です。
出来たとしてもそれは膨大な検証の後の成果だったり、それこそマグレだったりです。
相場は大衆心理とご説明しましたが、どこでその大衆心理でのトレンドが発生するかといった判断基準はやはり大衆心理なので、1個人トレーダーがトレンドの発生、終了時にエントリーを行うことは、とてつもなく難しいことですよね。
そういった内容からトレンドの頭と尻尾を切り捨て、押し目や戻りでエントリーを行う方が勝率が圧倒的に高いことが分かります。
押し目買い、戻り売りの内容が把握できたところで次のステップです。
長期足は方向性
デイトレードにおいて非常に重要になるべく長期足を確認する必要があります。
基本的に筆者が一番軸としている時間足は1時間足です。1時間足は、世界共通のローソク足となる為、意識しておくべきローソク足の1つです。
1時間足を軸とする場合、確認すべき長期足は4時間足~日足までです。
この長期足のトレンド(方向性)を確認して押し目買い、戻り売りにてエントリーを行います。
長期足の方向性を確認したら、例図Bのようにトレンドラインを引きます。
このトレンドラインが押し目買い、戻り売りの基準となるラインです。
基本的にはトレンドラインタッチでエントリーと覚えておきましょう。
そこからレジサポラインを利用するとさらに信用性の高いトレンドフォローが出来ます。
チャート画面にトレンドライン、レジサポラインを引くとさらにどこのラインで押し目、戻りが入っているかがハッキリしていきます。
長期足で方向性を確認したら1時間足でトレードを行います。(例図B1時間足チャート参照)
押し目買い候補のライン付近で買いエントリーでポジションを持ちます。
決済のタイミングは、トレンドラインを割った場合、又は、ダブルトップ、三尊などが発生したら利確しましょう。
又、この第一エントリーポイントでのエントリーが不安な場合は、第二押し目買い候補からのエントリーでも十分利益を出すことが出来ます。(例図B 1時間足チャート(2)参照)
相場の空間認識はトレードを行う上で大変重要な内容です。必ず行うようにしましょう。
短期足はタイミング
長期足でトレンドの方向、押し目、戻りラインが把握できたら次は早速エントリータイミングを模索します。
エントリータイミングは短期足で確認していきます。
使用するローソク足は15分足、5分足です。
※今回の手法は、デイトレードの1時間足を軸とした考え方でエントリーする方法です。軸とするローソク足に応じて短期、長期足の選定も変わってくるため、都度確認、検証を行うようにしましょう。
例図Cでは、5分足としています。長期足で確認した押し目のエントリーライン付近でもみ合っている5分足の戻り高値を抜い上たところでエントリーを行います。
戻り高値を抜くことは、一度押し目となった相場が再びアップトレンドへ持ち直したと判断できるためです。
さらにゆうならば、押し目ライン付近でダブルボトム、逆三尊などのローソク足を確認(安値切り上げも確認)し、戻り高値を抜いてエントリーを行うとより、エントリーしたポイントの信用性が増しますよ。
戻り売りでもこれの逆パターンで同様です。
例図Cでエントリーして、だましとなり、逆行する場合もあります。
そのような場合でも、短期足を利用してエントリーを行うことで、損切の幅も狭めることが出来ます。
損切の幅は、以下例図Dのように、安値切り上げラインを抜いたところで損切、押し目ラインで反発して、戻り高値を抜いたらエントリーを繰り返しましょう。
何度もだましが入る場合は、一度エントリーすることを休んで、相場をもう一度見直してみましょう。
引いたラインが押し目ではなかった場合、逆行して損切されたり、レンジ相場になって精神を削られることとなるので、ノートレードで様子を見るといった静観することも、とても大事なことです。
まとめ
トレンドフォローを多少なりとも覚えると、どうしてもトレンドが発生している時に自分なりの理由をつけて順張りでエントリーしたくなったりします。
(筆者もそうでした。)
ですが、そういった自分の都合のいい理由でのエントリーは高い確率で損をします。
今回のトレンドフォローの内容を参考ししていただく等により、検証を行い、しっかりとしたロジックを身に着けたうえでそのロジックのルールに従いエントリーするようにしましょう。
検証で結果の出た手法というものは、エントリーの理由、損切の理由がハッキリしている為、損切したとしても、利確できたとしても納得のいくトレードが出来ます。
「なぜロスカットされたのか、なぜ利確できたのか」とわからないトレードは何の進展もなく同じように負けを量産してしまうばかりです。
そういった失敗をしない為にも、自分自身納得のいくエントリーポイントでのトレードを心がけましょう。
最後に、トレンドとは大衆心理だと冒頭でご説明しました。人の心理とは繰り返されるものです。
自分のロジックを身に着け、エントリーポイントを把握したうえで損切された場合にも、繰り返される相場の中で改善を繰り返すことで、日々トレードの精度が上がっていきます。
今回本記事でそのきっかけを作れていればうれしく思います。
そしてFXで利益が出せない方は、手法のほかにも原因がある場合があります。
そういった場合、効率的な手法を学んでも根本から間違っている場合がありますのでよろしければ参考記事をご覧ください。
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