FXで勝てない初心者トレーダーがまず知るべき4つの負ける原因
FXで勝てない初心者トレーダーがまず知るべき負ける原因
まずはFXを理解しましょう。
FXとはどういったものなのか、それが理解できなければ勝つことはできません。
FXには必ず必要なものがあります。
それはルールです。
相場は様々な形に変化しますが”相場は繰り返される”の格言の通り、相場は同じ形を何度も形成しています。
その中で、トレーダーたちはそのパターンを検証し、相場の波の動きを把握し、うまく波に乗ることによって利益を出しています。
検証した独自の手法を淡々と実行することが出来なければ100%勝てません。
FX初心者の方たちは、どうやって利益を出そうと、いろいろな方々の手法やロジックをネットで検索したり書籍を通じて勉強されていると思います。
ですが、その勉強した手法を実際そのまま実行しなければ正確に利益を出せたとは言えません。
なのでまず知らなければならない原因として手法や人のせいにせずに
「 自分の間違いを認める 」
ということをしっかり理解することが勝つための第1歩です。
① 不必要なものが多い
FXに限らず、仕事や、人間関係や、勉強すべてに関係する内容ですが、本記事ではFXについてとしてお考え下さい。
先ほどもご説明しましたが、FXで一番大事なことは、様々な手法を検証し、淡々と実行する事です。
FXに対する情報は様々な場所に無数にあふれています。
そのすべてを取り入れてトレードすることはできません。
「でも何を取り入れる事が正解なのかわからない」
そう思いますよね。
なぜ損益ばかりで利益をだせないのか、そこでまずは負ける原因を考えましょう。
デスクを思い浮かべてください。
会社のデスクでも、学校のデスクでも構いません。
そのデスクの上に情報というツールが無数に散乱しているとします。
相場の波を把握し、利益を出すためにどのツールを使うか、その時にデスクの上にツールが散乱していては、相場の波を把握するためにどのツールを使用すればいいかわかりません。
どのツールを使うのか、ひとつひとつのツールの用途をきちんと把握しているのか、それが出来ていないままトレードを行い損益を量産することが負けるスパイラルです
このチャート画面は、FXを始めて間もないトレーダーが良く陥る悪いパターンの一つです。
ネットで調べた意味も解わからないインジケーターをチャート画面へ表示させてトレードを行い、ことごとくエントリーと逆方向へ相場が動く
先ほどのデスクの話と同様、使えないツールをいくらチャート画面に表示させたところで、相場の波は読めません。
そして勘違いしがちですが、インジケーターは過去の相場の動きに基づいて構成されている為、検証には向いていても、実際のトレードで初心者がインジケーターだけを見てトレードを行っても勝てることは殆どありません。
「じゃあどうすればいいの?」
まずはチャート画面をすっきりさせましょう。
チャート画面をごちゃごちゃさせずに、ローソク足だけの表示にします。
そうすることで、不必要な情報はシャットアウトして、必要最低限の情報のみでトレードが行えます。
さらに覚えておかなければならないのは、ローソク足はとても優秀なインジケーターです。
ローソク足をなめてかかると、勝てませんよ…
ローソク足のみのチャート画面から、水平ライン、トレンドラインだけを使用した手法もあります。
※筆者利益の大半はこの手法です。
POINT 01必要な物(インジケーターやライン)だけ使用して不必要な情報(インジケーターや怪しい手法)をシャットアウトしましょう。
② メンタル(精神面)が弱い
実際このメンタルが一番難しい所ですが、一番重要なポイントとなります。
検証を行い結果が出た手法を相場の動きに流されずに実行しなければなりません。
相場は、様々な世界の情勢によって変化します。
その際に、エントリーポイントから逆行して自分のルールから外れた場合にポジションを損切る決断をトレーダーは必ず行わなければなりません。
冒頭でもお話ししましたが、必ずルールを守る。
ということを実行するために、メンタルが非常に重要です。
負けるトレーダー特徴(メンタル)
・自分のルールから外れて逆行しても損切できない。
・検証した内容と異なる相場で無理やり手法を当てはめてトレードする。
・利損益の確定やエントリーポイントを感情で判断する。
・負けた原因を相場のせいにする。又は人のせいにする。
このように負けてしまうトレーダーは、精神面による負の連鎖を起こしてしまいがちです。
感情でのトレードは負けます。(経験済)
利益を出しているトレーダーは感情に流されません。
自分のルールをきちんと守り、損切も利益確定もルールに沿って行っています。
【損小利大】リスクとリワードをしっかりと管理し、ルールを作って守ることにより、感情でのトレードが無くなり、結果的に利益が生まれる事となるのです。
筆者は(プロトレーダーも同様)、1日のトレードで利確の数よりも損切の数の方が多いです。
その理由の一つとして、エントリーの際に自分で決めた損切値を感情等で変更させるといったことがないからです。
損切の数が多くても、ポイントを絞って定めることで損益(リスク)の管理が出来、そのうえで利益(リワード)を伸ばすことが出来る為、利損益はプラスの結果となります。
POINT 02損切を上手にできるようになりましょう。
※損切が上手になれば利益は後からついてきます。
③ 相場の仕組みを理解していない
相場の仕組みをご存知でしょうか?
相場がどのように動いているかを理解するとチャート画面が一味違って見えるはずです。
負けるトレーダーの大半が相場はただチャート画面上で上下に動いているだけと漠然と感じているだけです。
そういった間違った捉え方をするがあまり、損切るべきところで損切ができなかったり、利確が早すぎたりして結果マイナスとなってしまうのです。
先に結論をご説明しますが、相場を動かすものは人です。
企業もファンドも大きく相場を動かしているのもすべて企業の社員、ファンドの社員、つまり人が相場を動かしています。
なので、基本的に相場は常に損切と利確が繰り返されて動いていると理解しましょう。
チャートの動きから予想されるトレーダーの利損益の基準となるサポートラインとレジスタンスライン、トレンドラインや様々な判断基準の位置を抜けた場合に損切や利確が発生し相場が動くのです。
買いや売りでも動いていますが、基本的には損切、利確だけ重視するだけで負ける確率は格段に減ります。
チャートを見て検証を行いながら数多くのトレーダー達がどの位置で損切をするのか、利確をするのかを気に留めてトレードを行わなければ、本当の意味で相場を理解できないため、なぜ負けたのかを理解することができなくなり、結果的に負けます。
各トレーダーたちは皆チャートというツールを使用して、自分の手法を検証しながら損切、利確ラインを考慮してトレードを行うため、どうしても多くのトレーダーの逆を行くトレーダーはその数という波に呑まれて敗者となります。
つまり、相場を動かす根本は人であり、流れを作るものは大衆心理となるのです。
① 相場を動かすものが人だと理解すること
② 相場の流れを作るのは大衆心理だということ
③ ①と②を理解して損切や利確を設定すること
上記の3点が理解し、実行するだけで負ける確率が大きく減りますので、チャート画面でよく検証を行い、相場の仕組みを理解できるようにしてください。
POINT 03トレードが対チャートではなく、対人間ということを忘れずにトレードしましょう。
自分に合ったトレードができていない
FXトレードには、さまざまなトレードスタイルがあります。
負けるトレーダーの多くはこのスタイルが自分に合っていない方が多く見受けられます。
トレードスタイルの種類は、主に3つ
・1日何十回と取引を行い、保有ポジションを数秒数分で決済する
【スキャルピング】
・1日数回の取引を行い、保有ポジションを次の日に持ち越さない
【デイトレード】
・数ヶ月、数年ポジションを持ち続ける
【スウィングトレード】
上記の3つのスタイルにはそれぞれ特徴があるので、しっかりを把握しなければ、自分に合ったトレードが出来ません。
1回のトレード時間 : 数秒~数分
1回のトレードの利益幅(基本) : 2~3Pips
スキャルピングのメリット :
- いつでもトレードのチャンスがあり、隙間時間でトレードが出来る。
- 値動きが荒い相場では波に合わせたスキャルピングトレードを行うと大きな利益を望める。
- ポジションを長く保有しない為、相場変動のリスクを抑えられる。
スキャルピングのデメリット :
- 高い技術が必要な為、初心者向きではない
- 損切を見送ってしまった場合の損益が大きくなる。
- スプレットコストが多くかかってしまう。
まとめ :
高い技術が必要なトレード方法ですが、いつでもトレードチャンスがあり、大きな利益を期待できるので、技術さえあればメリットだらけですね。
初心者から行う必要は無いと思いますが、デモトレードなどでしっかりと学び、スキャルピング技術を身に着けることは大きなプラスになります。
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1回のトレード時間 : 数十分~数時間
1回のトレードの利益幅(基本) : 20~50Pips
デイトレードメリット :
- しっかりとエントリーポイントを見極められる
- リスク管理がしやすい(損切がしやすい、ポジションを持ち越さない等)
- 1度のトレードで大きな利益が期待できる(ハイリターン)
デイトレードデメリット :
- エントリーポイントを見誤った場合の損益が大きくなる(ハイリスク)
- エントリーのチャンスが1日2,3回の場合もある
- しっかりとした手法やスキルが必要
まとめ :
FXのなかで一番スタンダードなトレードスタイルです。
しっかりとエントリーポイントを見極める必要がありますが、FXを学ぶ上でそれは必須!
トレンドが発生していないレンジ相場では、1日2,3回しかエントリーチャンスが無い場合もありますが、損切をしっかり設定してトレードを行えば、利益をコンスタントにだせる一番堅いトレードスタイルです。
1回のトレード時間 : 数日~数ヶ月※場合によっては数年
1回のトレードの利益幅(基本) : 50~100Pips
スウィングトレードメリット :
- 一度の利確幅が大きい
- 相場に依存しにくい
- スワップポイント(金利)による利益を得ることが出来る
スウィングトレードデメリット :
- 1度の損切幅が大きい
- 資金力が必要
- エントリーチャンスが少ない
まとめ :
トレードで発生した利益と別に、スワップポイント(金利)が得られることが大きな利点!
トレンドにうまく乗ることができると200Pips以上利益を出すこともできる!
ですが、損切幅を大きくとらなければならない為、損切された場合は大きなマイナスとなってしまい、さらに大きな損切幅を設定するために強制ロスカットに耐えられるだけの資金が必要となる。
資金力があれば初心者でも十分大きな利益を得られる最も技術を必要としないトレードスタイルです。
このように大きく3つのトレードスタイルをご説明しましたが、その役割に応じたトレードスタイルを確立しなければしっかりとしたトレードプランを立てることができません。
いずれも共通することは、やはり相場の流れを学ぶということにある為、まず自分はいつもどの時間帯にどれだけの時間、どのようにトレードをしているかを見つめ直して今回ご説明したトレードスタイルに見合わせてみてください。
POINT 04トレードスタイルは波の大小で判断しましょう
小波:スキャルピングはティックチャート~5分足レベルでエントリーポイントを判断する。
中波:デイトレードは5分足~1時間足でエントリーポイントを判断する。
大波:スウィングトレードは1時間足~4,6時間足でエントリーポイントを判断する。
まとめ
本記事を読んでいただき、トレードを行ってきた中で、どのようなことが失敗だったのかをしっかりと見い出してもらてていればうれしく思います。
今回ご紹介した内容のポイントをしっかりと把握したうえでトレードを行えば確実に負けトレードの数は減らせるはずです。
そして、どういった内容でも共通して行わなければならないことは検証です。
「なぜ負けたのか」「なぜ利益が出たのか」手法のみならず、その具体的な内容をしっかりと把握できれば、利益をコンスタントに出していけます。
そのために、エントリー、決済のノートをつけることをお勧めします。
最後に、本記事はすべて筆者の経験から記述している内容の一部であり、創作等ではありません。
私も過去は同じ過ちを繰り返していて、利益をコンスタントに出せるようになるまで数年かかりました。
ですがFXは何年もかけなければ利益を出せない投資ではない為、しっかりした知識と認識を持っていれば、初心者からでも十分利益を出していけるものです。
経験者の失敗談などをよく読み、意味を理解したうえでトレードプランを立てて行ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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