【初心者応用編】FXトレード学習:チャートでわかる波形パターン
FXトレード実践編 No.2:
チャートで分かる波形のパターンについて解説する【FXトレード学習応用編】です。
”エリオット波動”という理論から、相場のパターン、その理論の応用などを実践に基づいて、シンプルにわかりやすく解説致します。
- FXで勝ちパターンを確立したい
- もっと相場の知識がほしい
- 利益を上げたい
本記事は、必ずこのような悩みの手助けになるはずです。
- 勝ちパターンを確立できるようになる
- エントリーのシナリオが立てやすくなる
- 様々な相場に対応できる柔軟な応用力がつく
- 上記の利点から、高確率で勝率が上がる
- 【初心者応用編】FXトレード学習:チャートでわかる波形のパターン
- エリオット波動
- エントリーのシナリオパターン
- 【初心者上級編】FXトレーダー上級者とは…
【初心者応用編】FXトレード学習:チャートでわかる波形のパターン
【初心者中級】FXトレード学習:トレードの方法実践編では、波の形を把握することが、もっとも大切だと解説しました。
その上で、今回覚えてほしいのは、”波の習性”です。
波の習性が分かるようになるということは、波のパターンが分かるようになるということです。
そして基本的な波のパターンが把握できれば、そのパターンに応じたエントリーのシナリオが立てやすくなります。
”波のパターンに基づいたシナリオを立てる”ということは、独自の手法を確立できるということです。
つまり、本記事にて、波の習性の基礎、パターンの把握と応用を学べば、確実に勝ちトレードに繋がるということです。
優秀なトレーダーは、自分の得意な勝ちパターンを必ず1つは持っています。
全くの無知で勝ちパターンは確率できません。
なので、波の習性を理解し、基本的なパターンを把握することが大事なのです。
ですが、徹底的に波の習性を学ぶことは、かなりの時間と労力がかかりますので、今回は”これだけわかれば大丈夫”という要点を絞ってシンプルにわかりやすく解説致します。
エリオット波動
波の習性の基本として、このエリオット波動というものを解説します。
ではまず、この”エリオット波動”というものを理解しておくとどのようなことに有利になるでしょうか。
- 相場の次の動きが予測できる
- トレンドの転換が予測できる
- バラバラに見ていたチャート画面がまとまる
もっとも重要なものとして、”予測が立つ”ということです。
エリオット波動というものも、いわゆる”パターン”となりますので、そのパターンを理解すれば、次の動きを予測し、対処できるということです。
さらに簡単に言えば、エリオット波動をざっくり理解してシナリオを立てるだけで勝率がグンッと上がります。
そしてやればやるほど勝率が上がって行きます。
その方法について、これから解説していきます。
まず【エリオット波動】を知らない方や知っているけど復習する方のために、エリオット波動とはどんなものなのかを、覚えるべき要点をシンプルに解説します。
エリオット波動とは…
エリオット波動とは…
『相場の波は、ひとつの周期で形成されている』という考え方、つまり理論のことです。
余談ですが、この理論を提唱した人の名が”ラルフ・ネルソン・エリオット”という方なので”エリオット波動”と言うそうです。
そしてこのエリオット波動は、学的根拠はない、ただの経験則の理論です。
「ただの経験則って使えるの?」
使えます!
エリオット波動というものはこんな感じとだけわかれば、あとはその時のプライスアクションと、波の形を見ればエントリーポイントのシナリオを立てることが出来ます。
シナリオを立てれば、あとは実践と検証にて誤差を修正するだけで独自の手法を確立できます。
つまり、エリオット波動とは、手法ではなく、手法を確立するために考え方として波の形をわかりやすく見る為の”ツール”だと認識しておきましょう。
その上で、エリオット波動の1つの周期とは?
※上記図にて表示そして、推進波には、3つの原則があります。
- 第3波が1番短くなることはない
- 第2波が第1波のスタート地点を下回らない
- 第4波は、第1波の高値を下回らない
さらに1波ごとに特徴があります。
【第1波】
徐々に相場が動き、方向性を表す
【第2波】
1波目の半分以上を打ち消すような反対方向への動き
【第3波】
5波の中で1番長く強い波
【第4波】
持ち合い相場のような複雑な波
【第5波】
勢いのある急な動きをする波
このような特徴の上、相場は1つの周期を形成しているという理論がエリオット波動です。
上記の原則と特徴を覚えておけばOKです。
ただ、勘違いしてはいけないのは、きれいな波の形で上記の原則と特徴を描いている相場はまずありません。
波の数が違っていたり、波の形が崩れいていたりしているのが実際の相場です。
この崩れていたりすることを”エクステンション”と言います。
エクステンションは基本起こります。
形ばかりに気を取られないようにしましょう。
エントリーシナリオの立て方
筆者もそうでしたが、初めは経験者に「エントリーのシナリオが重要」と言われても、どのようにシナリオを立てればよいのかがピンときませんでした。
そもそもシナリオの立て方が分からなければ、検証することなどできませんよね。
ここで、波の動きを理解していると、その波の動きのパターンだけでシナリオ展開することが可能となります。
では早速エントリーシナリオの立て方を解説致します。
トレンドが発生した瞬間に現在がどの波動かを確認することは難しいです。
ですが、長期足(4H、1D)を確認すると、大きな波の中で、トレンドが発生しているのか、レンジ相場なのかを確認することはできます。
仮に1時間足でトレードする場合…
現在長期足(4H)では、上昇トレンドだったとしましょう。
4時間足での上昇トレンドでは、第3波目の波動です。(図示)
1時間足では、上昇した後のもみ合いによるフラッグが形成されています。
① 4時間足で3波目であること
② 1時間足ではもみ合いである
この2つさえわかれば、上抜けのブレイクを狙うだけで、数十Pipsを狙うエントリーシナリオが立てられます。
このように、波の動きの規則性を理解することで、いくつものプランを立てることが出来るというのが、エリオット波動や、波の形を学習する上で最も大きな利点です。
ですがこれだけでは、大まかなシナリオだけで、実際どこでエントリーすればよいのかがわかりません。
上抜けのブレイクしなかったらどこで損切すればいいのか…
エントリーのタイミングはどのあたりなのか…
シナリオ通りブレイクしたらどこで利確すればよいのか…
これを明確するためにしっかりと確認しなければならないのが、”プライスアクション”です。
プライスアクションの確認
プライスアクションとは…価格の変動のことです。
今回使うプライスアクションはタイミングを計る為の短期足(5分足)で解説致します。
長期足で、エントリーシナリオを立てた後プライスアクションでタイミングを計ります。
プライスアクションでタイミングを計るメリットとは…
① 損切が浅く設定できる。
② 納得のいくエントリーが出来る為、次につながる。
③ 1番の理由としては、ローソク足が最強であるため
このように、プライスアクションを見てエントリーが出来るようになるということは、実質相場の変動をとらえてトレードしているということになります。
訳も分からずエントリーしていては、トレードはギャンブルになってしまいます。
さらに、ローソク足の形を見てトレードに入るということは、相場の心理を読み取ってトレードをするという考え方の中で、もっとも重要な判断基準です。
「ローソク足は最強」これは、相場にかかわっている人たちは、共通して分かっていることであり、そして共通して分かっているからこそ、このローソク足の動きの重要性が高いということが分かります。
つまり、しっかりプライスアクションを見てエントリーする=損を少なく、利益を伸ばす可能性を上げるということにつながります。
では早速、プライスアクションでどのようにエントリーしていくかの例を出していきます。
図では、4時間足2波目から3波目の切り替わりを示しています。
3波目へと切り替わったと判断するタイミングを計る為、短期5分足の戻り高値が上抜いたことを確認します。
上抜きを確認したところでエントリー、波が3波目へと切り替わっていたならば、数十~百Pips程度の利益が出ます。
もし、逆行した場合でも、直近安値を下回ったところで損切を行えば、最大でも10~15Pipsに損切は収まります。
このように、リスクリワードを考慮したシナリオを立て、短期目線でプライスアクションを確認してトレードを行いましょう。
さらに図①、②のようなローソク足が出現している場合は、よりエントリーに正確性が出てきますので覚えておきましょう。
まとめ
今回は、初心者応用編として、相場の習性について解説しました。
今回解説したエリオット波動は、見方によってはトレードでとても有効な説です。
エリオット波動の習性と、フィボナッチの併用を忘れないようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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